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介護士のイメージとその実態とは?入社後のギャップをなくすためのリアルを紹介

介護士のリアル

突然ですが、皆さんは介護という業界や職種にどんなイメージがありますか?

介護士という職業を選ぶ時、多くの方は自分なりのイメージを持っています。しかし、実際に働き始めると「思っていたのと違う」と感じることも少なくありません。

私自身、長年介護の現場で働いてきた経験から、イメージと実態のギャップの乖離について考えてきました。

この記事では、介護士の仕事の実態や魅力について、実際に働いてきた現場職員の視点からお伝えします。転職を考えている方が、後悔のない選択ができるよう、等身大の情報を提供していきます。

1. 介護士のイメージとは

介護士に対する世間や実際の声というのはどんなイメージなのでしょう。

ゆとり
ゆとり

実際に介護が初めての新人さんに『介護士のイメージ』を聞きました。

  • 体力的にきつく、重労働
  • 給料が低い
  • 夜勤があり生活が不規則になる
  • 感情労働で精神的に疲弊する
  • 人手不足で常に忙しい

それでは、ヒヤリングした結果をそれぞれ紹介していきます。

体力的にきつく、重労働

正直、このイメージが一番多かったです。

長時間の立ち仕事に加え、高齢者の方を抱えてお風呂に入れたり、おむつの交換により無理な体勢となり腰に大きな負担がかかって腰痛に悩まされるというイメージになってしまうみたいです。

小柄な女性は、自分より大きな利用者さんを抱えることができるか不安みたいですね。

給料が低い

このイメージも2番目に多かったです。

ニュースを見れば、業界の給料事情というのはわかってしまうものです。介護業界のイメージでは仕事は忙しいのに、給料が低く割に合わないと思われているそうです。

また、退職者が多い=給料が安いに結びついてしまうのも否めません。

夜勤があり、生活が不規則になる

夜勤はやりたくないと考えている人は多いです。というのも、ワークライフバランスという言葉が浸透している現代において長時間の夜勤労働は不安に感じるものです。

日勤(早番、遅番)と夜勤を繰り返す勤務形態であれば、体が慣れないうちは体調を崩してしまうこともあります。また、プライベートの予定も立てるのが難しいイメージも持たれています。

感情労働で精神的に疲弊する

このイメージは、特に自身の身内に認知症の方がいて実際に家族とのやりとりを目の当たりにしている人が多かったです。

会話が成り立たず、意思の疎通が難しいとどうしても感情的になってしまうものです。それが毎日だと特にですね。

しかし、このイメージとは逆でお年寄りの方と話すのが大好きで楽しそうという人も多いので、その方の育ってきた環境などによってもイメージは変わってきそうですね。

人手不足で常に忙しい

利用者と介護士の割合が合っていないと感じる人も多かったです。実際に働きたいと思っている施設に見学に来た時に、介護士が走り回って対応していて忙しそうと実際に感じたと正直な感想を教えてくれました。

人手不足と感じるのは先に紹介したイメージがあるので、きつくて辞めてしまう人が多いのだと思っているみたいですね。

これらのイメージは一部事実ですが、全てがそうではありません。世間に広まっているネガティブな面だけでなく、実際の現場では見えない魅力や充実感もあります。

2. 介護士の実態とは

では、現場で働く介護士の実態はどうなのでしょうか。

労働環境について

施設や事業所によって大きく異なる労働環境(一概に「きつい」とは言えない)

介護施設には、人員配置基準という基準があります。これにより、利用者の人数に対して介護士の常勤の最低人数が決まっています。極端に言うと介護士が1人で10人の利用者のお世話をするということはありません。また、特養なのかデイサービスなのか、はたまた有料老人ホームなのかによっても労働環境は違いますし、利用者の要介護度によっても大変さは違ってきます。

人のお世話をするという命に係わる仕事である以上は責任が伴いますので、決して楽とは言えないのも事実です。この道10年の私でもきついと思うことは多々あります。あまり大きな声では言えませんが、私なら有料老人ホームを希望します。

介護機器の導入により身体的負担が軽減されている現場も増加

介護士の仕事内容は介助がメインです。この介助が身体的負担の部分を占めるといっても過言ではありません。最近の業界ではこの負担を減らすために介護機器の導入を進めています。

例を挙げると、脚が麻痺している利用者をお風呂介助する時に、抱えて浴槽に入れると腰を痛める恐れがありますが、介護機器の導入で力を使わず、容易に介助ができるようになりました。

こうした例から設備を導入している施設が増えている今、昔の力任せのイメージは払拭されるのではないでしょうか。

チームワークの良さが仕事の負担感を大きく左右する

先に伝えましたが、介護士1人でお世話をするわけではありません。介助も役割分担することで負担を軽くし、終わった人から介助を手伝うというチームワークが良ければ、1人に掛かる負担は軽減されます。その分、利用者との会話を楽しんだりレクリエーションの時間も作れます。

給与・待遇について

近年は処遇改善加算等により徐々に給与水準が向上

「介護職員処遇改善加算」とは、介護業務に従事する職員の待遇改善を目的にした制度です。この制度は、介護職員に賃金改善や職場環境の整備を支援するために、国から資金が支給されます。

実は2024年(令和6年)より、加算率の引き上げが行われることになりました。本来の給料とは別に入るものなので、もらったときはウハウハです。

資格取得によるキャリアアップの道がある

介護士というのは正式名所は『介護福祉士』と言う国家資格を有した呼び名です。介護福祉士は3年以上の実務経験が必要で、未経験から始める方はまずはこの介護福祉士を目指すことになります。

介護福祉士の資格を保有することで給料に資格手当が上乗せされる施設も多数あります。

また、介護福祉士から専門職にキャリアアップすることができます。例えば、ケアマネージャー(介護支援専門員)や生活相談員などになれば給与水準が大幅にアップします。この先、介護業界に携わるのであれば、キャリアアップを目指すところが目標になってきます。

夜勤手当など、シフト制を活かした収入増の可能性

夜勤従事者には基本的には夜勤手当があり、夜勤のない施設(デイサービスなど)と比べると給料は多い傾向にあります。基本的にはシフト制ですので、慣れてくれば夜勤の回数を多くしてもらうように交渉するのも収入増に繋がります。

さらに給料アップしたい方は夜勤専従という働き方もありますので、参考にしてみてください。

業務内容について

単なる「お世話」ではなく、専門的知識と技術が必要

人と人が関わる職種なので、お世話をすれば良いという安直な考えではいけません。もちろん、働くようになれば専門用語や知識は働いていくうちに覚えるものです。しかし、技術面は向上精神のある方はどんどんついてきて、キャリアアップ等に繋がります。

私も常に命を預かっているいう気持ちを忘れずに責任をもって働いています。

利用者一人ひとりに合わせた個別ケアの提供

私たちは利用者の身体的・精神的状況、生活習慣、価値観などを考慮して、その人に適した介護を提供しています。利用者の尊厳を守り、信頼関係を構築、QOLの向上をすることこそが介護士の責任であり、仕事に対するプライドです。

厳しいことを言うと、これができない方は介護士だけでなく、看護師や保育士など人と関わる仕事は向いていないといっても過言ではありません。

医療知識やコミュニケーション能力など、多岐にわたるスキルが求められる

医療知識は求められていますが、実際に介護士は医療行為はしません(してはいけません)。ですので、不安を抱えている方は安心してください。

また、コミュニケーション能力はあったに越したことはありません。職員間はもちろん大事ですが、まず大事なのは利用者とのコミュニケーションです。そのため、おじいちゃん、おばあちゃんと話すのが好きという方は向いていると言われる所以ですね。

しかし、正直なところコミュニケーションが苦手でも相手の尊厳や労わる気持ちなどがあれば介護士としてやっていけます。要するに思いやりですね。

3. 私の体験

私が介護の仕事を始めたのは10年前のことです。当初は「お年寄りの手助けができる仕事」という単純なイメージで飛び込みましたが、実際には予想以上の難しさと奥深さがありました。

最初のギャップ

入社当初、利用者さんとのコミュニケーションの難しさや、予想以上の業務量に戸惑いました。特に認知症ケアの難しさは、座学だけでは理解できないものでした。

また、夜勤での責任の重さや、時には言葉遣いで注意を受けることもあり、リネン庫で泣いていた時もありました(男のくせに)。

乗り越えた経験

困難を乗り越えるためには、先輩からの指導や自己研鑽が欠かせませんでした。また、利用者さんからの「ありがとう」の一言が大きな支えとなり、少しずつ成長できました。現場での失敗や成功体験を通じて、教科書では学べない実践的なスキルを身につけることができました。

正直に言いますが、私が入社した施設は給料が良かったのでどこか心の支えにもなっていたのも事実です。

4. それでも私が介護士を続ける魅力

厳しい現実がある中でも、私が介護の仕事を続ける理由はいくつもあります。

  • 利用者さんの小さな変化や笑顔に喜びを感じられる
  • 「ありがとう」という言葉に込められた感謝の重み
  • 人生の先輩から学べる貴重な知恵や経験
  • 人の最期に寄り添える数少ない職業としての誇り
  • 日々異なる状況に対応する中で得られる成長感
  • チームで一人の人を支える連帯感

介護の仕事は確かに大変ですが、それを上回る人間的な深い充実感があります。

5. 転職を考えている人へ

介護職への転職を考えている方に、以下のアドバイスをお伝えします。

事前に確認すべきこと

  • 施設見学や職場体験を積極的に活用する
  • 現場スタッフの雰囲気や利用者との関わり方を観察する
  • 夜勤回数や休日の取りやすさなど、労働条件の詳細を確認
  • キャリアアップの制度や研修体制について質問する

心構え

  • 最初の3ヶ月〜半年は学びの期間と割り切る
  • 分からないことは素直に質問する姿勢を持つ
  • 体調管理と精神的なバランスを保つ工夫をする
  • 「できること」と「できないこと」の線引きを明確にする

6. まとめ

介護の仕事は確かに大変な面もありますが、世間で言われるイメージより多様で奥深い仕事です。介護職への転職を考える際は、一面的なイメージだけで判断せず、実際の現場を見て、働いている人の声を聞くことが大切です。

私自身、困難を乗り越えながらも、人の人生に寄り添える仕事としての誇りと充実感を感じています。あなたが持つ「介護のイメージ」と「実際の介護」の間にあるギャップを理解した上で、ご自身の価値観や適性に合った選択をされることを願っています。

介護の仕事は、辛いことばかりではありません。人と深く関わり、日々の小さな成長を実感できる、かけがえのない価値ある仕事です。

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プロフィール
ゆとり

運営者ゆとりと申します。

私は営業→自動車製造工場→介護士という過程で未経験から介護福祉士になり10年携わりました。

現在は「介護に興味はあるけど不安」「未経験からでもできるの?」
という悩みをお持ちの方たちに向け、ブロガーとして介護業界の楽しさを伝えるために情報を発信しています。

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